▲写真は挨拶する松下会長、開始式、作業の模様
一般社団法人宮崎県サッシ協会(松下良会長)は10月15日、宮崎市立大宮中学校で2019年度の「技術メンテナンス奉仕作業」を実施した。作業には中央支部の会員企業から約30人が参加。経年に伴う老朽化で開閉しにくくなった窓や引き戸のメンテナンス作業に参加者が汗を流した。
宮崎県サッシ協会が毎年実施しているメンテナンス奉仕作業は、30年以上前から続く協会の主要事業の一つ。秋休み明けの登校日を前に、生徒達が安全で快適な学校生活を送ることができるよう、宮崎市内の学校施設を対象に、業務で培った技術を活かした地域貢献活動として取り組んでいる。
作業当日の早朝、参加者一同が現地に集合。挨拶に立った松下会長は、多くの会員の奉仕作業への参加に感謝の意を示すとともに、当該事業の意義について言及し、未来を担う子ども達が安全・安心で快適に過ごすことができる学び舎を提供できるよう、「皆で汗を流していこう」と呼び掛けた。
具体的な作業内容や作業上の注意事項について説明を受けたのち、参加者は南校舎と北校舎の各班に分かれて作業を開始。経年劣化に伴い開閉しづらくなった引き戸や窓の状態を入念に確認しながら、サッシの建付調整や戸車及びクレセント錠の取り替えなどに協力しながら取り組んでいた。
大宮中学校の椨木満校長は、傷みが進んでいる校舎のメンテナンス作業に感謝の意を示した。宮崎市教育委員会学校施設課の年増与一課長補佐は、限られた予算の中で、全ての学校施設にまで整備が行き届いていない現状を踏まえ、「プロにメンテナンスしていただきありがたい」と話した。