宮崎市は9月27日、公募型プロポーザル方式で受託候補者を選定する「小戸保育所整備事業に係る基本・実施設計等業務」を告示した。小戸保育所新園舎新築工事に関する基本設計・実施設計業務一式を委託する。業務の履行期間は契約締結日から2020年7月31日まで。提案限度額は2697万5000円(税込)とする。
老朽化が進む小戸保育所の園舎を建て替える計画。既存の小戸保育所を稼動させながら、隣接する旧小戸母子生活支援施設跡地に新園舎を建設する。新施設の延床面積は約1000m2で、構造・階数は指定しない。利用定員は100人程度を想定するが、弾力的な施設の運用に対応するため、120人まで受入可能とする提案を求める。
所要室は、保育室や調理室、ランチルーム、事務室、会議室、屋外設備など。工事参考額は約4億円。事業スケジュールでは、旧小戸母子生活支援施設解体工事を12月上旬~20年3月下旬、新園舎建設工事の入札・契約手続きを20年12月上旬~21年3月中旬、新園舎等建設工事を21年3月下旬~22年2月に行う予定でいる。
プロポーザルの参加要件は、宮崎市内に本店を有し、宮崎市競争入札参加資格者名簿(建設コンサルタント等)に「建築設計」として登載されている単体企業または設計共同企業体。単体企業またはJVの代表構成員には、09年度以降に同規模(延床面積700m2以上)の保育所等の新築に係る建築設計を元請けとして履行した実績を求める。
受託候補者の選定は、書類審査とヒアリングで審査で行う。書類審査では、事務局が参加資格要件の確認等を行い、申込者多数の場合は、審査基準表に基づく書類審査の評価点をもとに、ヒアリング審査の参加者として上位5者程度を選出する。書類審査の通過者を対象にヒアリング審査を実施し、書類審査の評価と併せて、最も評価点の高い参加者を当該業務委託の受託候補者とする。
主な選定スケジュールは、▽参加申込書等提出期限=10月16日▽参加資格確認結果の通知=10月21日▽質問受付期限=10月7日▽質問に対する回答公表=10月11日▽企画提案資料提出期限=11月13日▽ヒアリング審査=11月22日▽審査結果通知=11月25日▽契約締結=2020年1月上旬―を予定する。
募集要項や仕様書、様式等は宮崎市のホームページで確認できる。プロポーザルの担当部署は、宮崎市福祉部子ども未来局保育幼稚園課(宮崎市橘通西1丁目1番1号宮崎市役所本庁舎1階(電話0985-21-1774、FAX0985-27-0712、メール10jidou@city.miyazaki.miyazaki.jp)。