建設現場における「週休2日」の確保に向けた課題を把握するとともに、建設産業の就労環境改善に向けた意識の醸成を図るため、宮崎県は県土整備部と農政水産部が発注する港湾・漁港工事の一部で「週休2日工事」の試行を開始する。
対象は平成31年1月1日以降に入札公告等を行う工事。入札公告及び特記仕様書にその旨を記載する。災害復旧工事や年間を通じた維持工事、緊急施行工事、特定JVによる工事、現場条件により工期的に支障がある工事等は対象外とする。
発注者と協議の上で週休2日工事を実施する場合、受注者は週休2日の取得計画及び実績確認のため、計画工程表や週間工程表を作成して主任監督員に提出する。主任監督員は、提出された週間工程表を基に休日の確保状況を確認する。
4週8休以上の達成が確認できた場合、最終変更契約で労務費に補正係数を乗じることとするが、港湾5職種(高級船員・普通船員・潜水士・潜水送気員・潜水連絡員)は対象外とする。港湾工事市場単価については、工種ごとに定められた補正率を乗じる。
工事完成後には、試行工事の実施に関するアンケート調査への回答を求める。詳細は宮崎県のホームページ等で入手できる「港湾・漁港工事における週休2日工事」試行実施要領で確認できる。
《試行実施要領》