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建設業3者に知事表彰を授与 健康長寿命推進企業等

 宮崎県は1月28日、平成30年度の「健康長寿命推進企業等知事表彰式」を県庁講堂で開いた。従業員やその家族の健康づくりに於いて模範的な取り組みを継続して行っているとして、最優秀賞を受賞した旭建設株式会社(日向市)、奨励賞を受賞した株式会社明光社(宮崎市)と吉原建設株式会社(都城市)らに表彰状を贈った。

 健康長寿命推進企業等知事表彰は、いわゆる「健康経営」に積極的な企業や事業所を表彰することで、県内企業等における健康づくりの取り組みの更なる推進を図るもの。健(検)診受診率の向上や食生活・運動習慣の改善に向けた取り組みを継続している県内の中小企業・団体等を広く募り、各賞の受賞者を決定した。

 最優秀賞に選ばれた旭建設は、定期健康診断の受診率100%に加え、歯科健診推奨の一環として初診料補助の取り組みを実施。禁煙に取り組む従業員と非喫煙の従業員への健康維持手当の支給、協力業者に対する毎朝の健康チェックや自社基準による表彰を行うなど、個人のできない健康管理を手助けする会社づくりを目指している。

 奨励賞を受賞した明光社は、定期健康診断の受診率100%を維持し、がん検診推奨の一環として、従業員と配偶者に費用の一部を助成する社内規定を設ける。5月や8月の連休時に自社独自の指定休日等を併用する長期連休取得の取り組みも実施。配偶者の出産休暇を特別休暇日と定めるなど、働きやすい職場づくりに注力する。

 同じく吉原建設は、安全環境部健康係で定期健康診断の受診結果の把握と未受診者への勧奨を行い、非正規職員を含む受診率100%を維持する。毎朝のラジオ体操や年4回の健康教育など健康への意識付けのほか、誕生日休暇や工事終了後の年休取得推進日を設け、ワーク・ライフ・バランスに配慮した取り組みを実践している。

 このほか同日には、平成30年度「宮崎県公衆衛生功労者表彰式」も行われ、多年にわたり公衆衛生活動に携わり、その功績が顕著な医師や歯科医師、管理栄養士、診療放射線技師、食生活改善推進員の個人8人に対して、河野知事が表彰状を贈った。