▲写真は開始式、作業の模様
一般社団法人宮崎県法面保護協会(工藤勝利会長)は1月29日、宮崎県総合運動公園内のサンマリンスタジアムで、平成30年度の「ボランティア活動」を実施した。プロ野球チームが春季キャンプに訪れる同球場で、選手や観客に気持ち良く施設を使ってもらおうと、会員企業の職員ら約100人が清掃美化活動に取り組んだ。
宮崎県法面保護協会では、平成9年の社団法人化を契機に、公益法人としての社会的責任を果たす観点から、地域社会への奉仕活動を積極的に展開している。これまでに、養護学校の図書購入費助成や福祉関係団体への寄付、公共施設の清掃作業などに取り組んでおり、サンマリンスタジアムの清掃作業は今年で節目の10年を迎える。
作業当日の開始式で挨拶に立った工藤会長は、協会の知名度向上にも繋がる奉仕活動への会員一同の協力に感謝の意を示すとともに、「キャンプを観に来られる多くの方々に、綺麗なスタンドで良い思い出を作っていただき、また来年も来ていただけるよう、おもてなしの心を持って、安全第一で作業にあたって欲しい」と呼び掛けた。
宮崎県宮崎土木事務所の矢野透所長は、スポーツランドみやざきの知名度アップに大きく貢献している協会の活動を通じて、若年層が建設業に興味を持ち、担い手の確保に繋がることに期待感を示した。施設を管理する宮崎県スポーツ施設協会の入倉俊一事務局長は、県内スポーツの中核施設で協会が取り組む活動に感謝の意を示した。
総務広報委員長の西條隆雄氏が作業内容や注意点を説明し、参加者は清掃器具を持って作業場所に移動した。冬の寒空の中、移動式足場を使って梁上部に散乱した鳩糞の除去やバードレスマットの取り替えを行ったほか、スタンド内の客席の拭き上げ、通路の清掃に協力しながら取り組み、球場内は見違えるように綺麗になっていた。