既存の野口記念館の老朽化に伴い、新たな野口遵記念館の建設計画を進める延岡市は、第3回目となる市民ワークショップを2月13日に市役所2階講堂で開く。また、基本設計の概要説明や新しい記念館のあり方について関係者が意見を交わすシンポジウムを、2月24日に同じく市役所2階講堂で開催する。
経年に伴う建物や設備の老朽化に伴い、抜本的な対策が急務となっている延岡市公会堂野口記念館を建て替える計画。平成34年5月の開館を目標に、30~31年度に基本・実施設計、32~33年度に建設工事を行う。現在は、施設整備に係る設計業務が香山・小嶋・菊池・松下・コトブキ・オーツJVで進む。
新施設には、客席数600~700席程度の音楽重心型の「ホール機能」、野口遵翁顕彰ギャラリーや展示室等の「展示機能」、各種会議やミニコンサート、音楽・ダンス等の練習や休憩ができる「交流機能」、事務室や受付等の「管理機能」を配置。各機能を踏まえた新施設の面積を4200m2程度と想定する。
2月13日に開催する市民ワークショップの時間は19時から。野口遵記念館建設に関心のある者であれば誰でも参加できる。参加した市民が活発に意見を交わし、その内容を設計等に反映させる。参加申し込みは教育委員会野口遵記念館建設室で受け付ける。
一方、2月24日に開催するシンポジウムは2部構成で開催。第1部では現段階に於ける基本設計の概要について説明を行い、第2部のパネルディスカッションでは、記念館のあり方や運用・展開等について、パネリストがそれぞれの立場から意見を交わす。
シンポジウムの開催時間は13時から16時30分まで。入場は無料。定員は100人程度。事前の申し込みは不要。ワークショップ及びシンポジウムに関する問い合わせ先は、延岡市教育委員会野口遵記念館建設室(電話0982-20-5523)。