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中学生に建設業の魅力など発信 高千穂地区建設業協会

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▲写真は出前講座の模様

 高千穂地区建設業協会青年部(竹尾英樹部長)は1月23日、高千穂町立高千穂中学校で出前講座を開講した。同校の2年生96人を対象に「建設産業の役割」をテーマに講演し、建設業が果たす役割やその中で感じた建設業の魅力を生徒達に伝えた。

 建設業界では中長期的な担い手の確保や育成、従事者の高齢化を背景とした技術の継承が急務となっている。青年部では、若年層の入職促進を目的に、高校生を対象とした出前講座を開講しており、今回、初めて中学生を対象とした出前講座を開講した。

 授業では、竹尾部長と冨髙徹雄氏、甲斐勇磨氏の3人が講師となり、建設業の仕事や役割について説明。建設業が地域を守り、人々の生活を豊かにする仕事であること、地図や記憶に残る仕事であること、やりがいを見出せる仕事であることを紹介した。

 また、技術者に必要な資格や免許、取得するための方法を示しつつ、技術者を育成する宮崎県産業開発青年隊についても説明を行った。竹尾部長は「建設業は魅力ある仕事。建設業を将来の就職選択肢の一つとして考えてみて欲しい」と呼び掛けた。

 授業ではこのほか、ドローンで撮影した同校周辺の映像を鑑賞し、建設業でICT等の最新技術が活用されていることを説明。グラウンドに移動して、ドローンで記念撮影を行い、飛行するドローンからのリアルタイムの映像をモニターで鑑賞した。

 出前講座を受講した生徒は、「将来の夢はまだ決まっていないけれど、建設業も視野に入れてみたいと思った」と話した。青年部では今後も、西臼杵郡内の中学校で出前講座を開講する予定でいる。