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宮崎空港ビルらに国交大臣表彰 バリアフリー化推進功労者

 国土交通省は、バリアフリー化の推進に多大な貢献が認められた取り組みを表彰する第12回「バリアフリー化推進功労者大臣表彰」の受賞者に、宮崎空港ビル株式会社及び三菱重工交通機器エンジニアリング株式会社らを選んだ。1月25日に東京都千代田区霞が関の中央合同庁舎で表彰状授与式と記念講演を行う。

 バリアフリー化推進功労者大臣表彰は、国土交通分野におけるバリアフリー化の推進に多大な貢献が認められた個人または団体を表彰するもの。平成18年12月に施行された「バリアフリー法」の趣旨を踏まえ、バリアフリー化に関する優れた取り組みを広く普及・奨励することを目的として19年度に創設された。

 大臣表彰を受賞した両社は共同で、日本初の小型航空機対応旅客搭乗橋「ひなたらくちんブリッジ」を開発・導入。これまで100人乗り未満の小型機では、旅客は一旦地上に降りて徒歩やバスで移動していたが、新型搭乗橋ではこれらの不便が解消され、高齢者や障がい者等を含む利用者の快適な移動が可能となった。

 このほか、空港内に多目的トイレが多数設置されている、誰にも親しめる各室の空間デザインに努めている、授乳室のインテリアに個性あふれるオリジナルデザインを採用しているなど、地方空港整備の模範となるバリアフリーやユニバーサルデザインの積極的な推進に努めていることも高く評価された。