▲SmaCoクラウドの活用例
株式会社ソルティスターと日本ミクロン株式会社(いずれも長野県)は、金属対応の電子タグとクラウドを連携した「SmaCoクラウド」を共同開発し、1月16日から販売を開始した。電波によるデータの読み書きが難しかった金属製品の棚卸や工場のトレーサビリティ等の業務時間を大幅に短縮する。
SmaCoクラウドは、日本ミクロンの金属対応電子タグとソルティスターのクラウドシステム、データの読み取り・書き込みができるリーダ/ライター端末をセットにした、クラウドまで一気通貫のRFIDシステム(=電波によりRFタグのデータを非接触で読み取り・書き込みするシステム)。
業務の効率化に繋がる電子タグを活用した棚卸では、電子タグと通信するリーダー/ライター端末からの電波が金属に反射して不具合が生じるため、これまで金属製品の管理には活用できていなかったが、同製品では、電子タグを金属面に貼り付けてもデータをクラウドに繋げるげることができる。
建材機器レンタル事業者の導入事例では、機器にタグを付けて倉庫の棚卸と入出庫の管理を実施。倉庫内や入出庫場所でリーダ/ライター端末を用いて在庫確認を行い、棚卸の作業時間が10分の1に短縮されたという。また、車輌部品の製造工場では、IoTトレーサビリティを実現した。
製品に関する詳細はソルティスターのホームページで確認できる。問い合わせ先は、ソルティスター東京支社(電話03-6823-6690、メールinfo@saltyster.com)。