国土交通省九州地方整備局は、道路における身近な課題の解消や道路利用者のニーズへの対応などに自発的に取り組む民間団体等を支援する道路協力団体として、新たに道守みやざき会議を指定した。九地整管内では5団体目、県内では日南海岸地域シーニックバイウェイ推進協議会に続き2団体目の指定となる。
対象区間に於いて道路管理に資する公的活動の実績があり、道路空間を活用して収益を得る活動と連携させ、道路空間の快適性の向上等に協力する団体等を指定するもの。道路管理者と連携する団体として法律上位置付けることにより、自発的な業務への取り組みを促進し、地域の実情に応じた道路管理の充実を図る。
道路協力団体に指定された者は、▽道路に関する軽易な工事または維持▽安全かつ円滑な交通の確保または通行者・利用者の利便増進に資する工作物・物件・施設の設置や管理▽道路管理に関する情報や資料の収集・提供、調査研究―などを行い、これに伴う道路占用が必要な場合に手続きが円滑・柔軟化される。
九州地方整備局は、平成28年4月の制度創設から数えて3回目となる指定団体の公募を昨年11月から実施。申請のあった団体について審査を行った結果、新たに道守みやざき会議を道路協力団体に指定した。業務を行う区間は国道220号(宮崎市橘通東内)。指定期間は平成34年(2022年)1月17日まで。