公募型プロポーザル方式で「宮崎市アリーナ基本構想策定関連調査業務」の受託候補者を選定していた宮崎市は、一般財団法人みやぎん経済研究所を受託候補者に特定した。多機能複合型アリーナの整備に向けた基本構想の策定にあたり、その基礎的資料とするための必要な調査を実施する。履行期間は平成31年2月15日まで。
戸敷正市長が今年1月の市長選挙で自身の公約の一つに掲げたアリーナ建設構想は、コンサートやスポーツ大会等を開催できる5000席以上の多機能複合型施設をJR宮崎駅東側に整備し、市街地の賑わい創出や活性化を図るもの。
現時点におけるアリーナの建設候補地は、国有地である宮崎中央公園南側、市有地である宮崎中央公園北側、同じく宮崎市総合体育館の立体駐車場、県有地である宮崎県体育館の4箇所。市街地との回遊性が図られる公有地から選定した。戸敷市長は、平成31年度までに施設整備に係る基本設計までをまとめる考えを示している。
当該業務では、今後の宮崎駅東エリアの道路整備計画とアリーナ整備を前提に、アリーナが立地することによる周辺地域に於ける交通量の変化予測や民間の宿泊施設及び駐車場収容可能台数等の受入環境調査に加え、地域経済への波及効果や人流の形成など、様々な影響に関する多角的な分析を求める。