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設計入札を第3四半期に変更 都城市の関連商品売場棟

 都城市は、公設地方卸売市場内(志比田町)に設置されている関連商品売場棟(通称=市場の駅)を建て替えで再整備する計画を進めている。施設の整備に着手するにあたり、これまで今年度第2四半期としていた施設整備に係る基本・実施設計の入札予定時期を、先に公表した10月時点の発注見通しで第3四半期に変更した。

 昭和55年竣工の市場の駅(S造平屋建約2100m2)は、市場関係者だけではなく一般利用も可能な物販店舗、飲食店等で構成する施設。経年に伴う建物本体や設備の老朽化が著しく、一昨年に実施した耐震診断で耐震補強の必要性が確認されていたことから、敷地内での建て替えを軸に再整備計画を進める。

 建設場所は現在の市場の駅の北側の敷地を予定。新施設の規模に関しては、既存施設の7~8割程度となる約1600m2を想定しているが、詳細な規模や構造等に関しては、これから行う設計業務の中で詰めていく考えでいる。新施設の完成後には既存施設を解体し、駐車場として活用することも視野に入れる。

 平成30年度公共工事等発注見通し(当初)で第1四半期、7月公表(第2回目)の発注見通しで第2四半期としていた「関連商品売場棟基本設計及び実施設計」の入札予定時期を、10月3日公表(第3回目)の発注見通しで第3四半期に変更した。入札方式は指名競争入札。委託期間は約10カ月を予定する。

 市はこのほか、施設整備に向けて平成30年度当初予算に盛り込んでいた市場整備費の委託料2000万円に関して、関連商品売場棟整備事業に債務負担行為を設定したことから、30年度9月補正予算で1412万円を減額している。今年度から来年度にかけて設計業務を行い、工事発注は来年度以降になる見通し。