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受賞者の創意工夫や技術称える 宮崎県優良工事表彰式

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▲写真は知事賞、県土整備部長賞の受賞者

 宮崎県は9月6日、平成30年度「宮崎県優良工事表彰」を受賞した知事賞と部長賞の表彰式を県庁で行った。表彰式には、知事賞を受賞した5件、公共三部の各部長賞を受賞した5件の施工に携わった企業の代表や技術者が出席。河野俊嗣知事と各部長が表彰状及び記念品を贈り、各者の創意工夫に満ちた施工と秀でた技術を称えた。

 宮崎県優良工事表彰は、公共三部(県土整備部・農政水産部・環境森林部)が所管する建設工事について、工事成績が優秀であり、かつ他の模範となる取り組みを行っている工事を表彰するもの。建設関係業者の意欲向上を図り、公共工事に対する県民のイメージアップに繋げることを目的として平成22年度に創設された。

 対象となるのは、前年度に完成した工事で、工事成績評定が平均点以上であり、現場等で取り組んだ創意工夫や努力が顕著な効果を発揮し、地域住民や現場作業員等の喜びにつながった工事。今年度の表彰では、知事賞5件、部長賞5件、発注機関長賞35件の合計45件を選定した。各賞の受賞者は本紙8月21日付紙面を参照。

 知事賞の受賞者は▽株式会社桜木組▽旭建設株式会社▽株式会社山崎産業▽豊松建設株式会社▽八重尾産業有限会社―の5者。表彰式で河野知事は、安全・安心のためのインフラ整備や災害対応で建設業が果たす役割の重要性に触れ、表彰を通じて各者の努力を県民に知ってもらい、次世代を担う人材の育成と確保に努めていく考えを示した。

 受賞工事に従事した桜木組土木部の瀬戸正裕さんは「社員一同で受賞を喜んでいる。時代の流れに乗り遅れないよう、最新の技術や工法を習得し、積極的に採用するなどして、今後も技術の研鑽に努めていきたい」と意気込みを語った。

 県土整備部長賞の表彰式では、▽株式会社志多組▽豊松建設株式会社▽株式会社伊東組―の努力と功績を瀬戸長秀美部長が称え、「地域のリーダーとして頑張って欲しい」と呼び掛けた。志多組の志多宏彦社長は「知恵を絞り、工夫を凝らした各社の施工を認めてもらえたことは、技術者としても企業としても嬉しい」と喜びを語った。

 農政水産部長賞を受賞した株式会社興梠建設の興梠賢行土木部長は「今回の受賞を契機に、安全第一で品質の良い施工を目指して精進していきたい」と話した。また、環境森林部長賞を受賞した旭建設株式会社の木下哲治専務は「受賞はとても光栄。他の模範となれるよう、引き続き業務に邁進していきたい」と力強く意気込みを語った。