中心市街地まちづくり実施計画に基づき、賑わい創出などを目的としたまちづくり事業を進める串間市は、中核施設となる「道の駅くしま(仮称)」の整備に際して、建設予定地の用地取得を鋭意進め、早期に施設等の建設工事に着手したい考えでいる。最終的には平成３３年３月の開業を目指すこととしている。
串間市が整備を計画する道の駅くしま(仮称)は、市民及び道路利用者に良好な休憩場所を提供し、地域情報の発信や地元産品の販売等を通じて、地域の活性化に寄与するもの。合わせて、市民や観光客等の来訪者の交流促進を図り、地域の防災拠点や市民の福祉向上としての機能を発揮することも期待する。
建設予定地は、ＪＲ串間駅、国道２２０号及び４４８号、県道今別府串間線等の広域交通網のクロスポイントとなるＪＲ串間駅西側のエリア(敷地面積＝約１．９㌶)。
現時点に於ける配置予定施設と規模は、▽情報館＝約６００m2▽市民交流館＝約５００m2▽飲食・物販施設＝約８００m2▽屋根付きイベント広場＝約５００m2―を計画し、その他(駐車場・緑地・通路・外構等)として約１万６６００m2の整備を想定する。
現在は施設整備に係る実施設計業務が宮崎設計に於いて進められているほか、建設予定地の用地取得作業に取り組んでいる。今後のスケジュールに関しては、用地取得の状況を踏まえ、早い段階で建設工事に着手したい考え。最終的には平成３３年３月の開業を目指すこととしている。
■施設管理運営予定者を公募
道の駅くしまの整備に関連して、串間市は「道の駅くしま施設管理運営予定者」を募集する。民間事業者のノウハウを活用することで、柔軟なサービスの提供及び効果的な管理運営の推進を図る。運営予定者は、市と道の駅開業に向けた準備等に関するパートナー協定を締結し、準備作業や市との協議等を行う。
運営予定者に応募する場合は、９月１５日に串間市アクティブセンターで開催する説明会に参加する必要がある。説明会の参加申し込みは９月１４日まで受け付ける。募集要項等は市のホームページを参照。連絡先は東九州道・中心市街地対策課(電話０９８７－７２－１１１１、メールkikakuunei@city.kushima.lg.jp)。