建設ネット企画画像 四角 四角

無災害記録55万時間を達成 明光社に記録証を授与

B00053965_1          B00053965_2

▲写真は授与式の模様

 宮崎労働局(吉田研一局長)は、労働災害の無災害記録55万時間を達成した宮崎市の株式会社明光社(本松政敏代表取締役社長)に宮崎労働局長の第1種無災害記録証を授与した。9月4日に伝達式を執り行い、宮崎労働基準監督署の宮川雅行署長が本松社長に無災害記録証を手渡した。

 無災害記録時間数は業種や事業場の規模ごとに定められており、建設店社に於いては年間完成工事高に応じて算定方法が異なる。休業災害等の業務上の災害が発生した翌日からの期間に於ける実労働時間数で算出し、雇用の形態にかかわらず、その事業場に属する全ての労働者が対象となる。

 電気設備や給排水衛生設備、空調設備等を施工する同社は、平成29年3月15日から無災害を継続し、30年7月25日、年間完成工事高が250億円未満の建設店社で電気工事業に適用される宮崎労働局の第1種無災害記録(55万時間)を達成した。現在も無災害記録時間を更新している(8月20日時点で57万時間)。

 同社では「安全は全てに優先する」の基本理念の下、災害ゼロを目標として、感電、墜落、倒壊等の重大災害の撲滅に向けた様々な安全衛生活動を展開。また、労働者の安全のためには家族の協力が不可欠として、作業員と家族がコミュニケーションを図る「家族安全懇談会」を開催するなどの取り組みを継続している。

 本松社長は「無災害の達成という目標を全員で共有し、従業員の高い安全意識があったからこそ記録を達成できた」と述べ、「作業手順やルール等の基本事項を守り、それを習慣化することが安全につながる」と強調。「(第2種無災害記録の)85万時間を目指して、更なる安全衛生活動に取り組みたい」と意気込んだ。