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橋梁床版維持補修がテーマ 9月27日に宮崎大学で講習会

 NPO法人宮崎社会基盤保全技術研究所(中澤隆雄理事長)は、9月27日に宮崎大学創立330記念交流会館コンベンションホールで「橋梁床版維持補修に関する講習会」を開催する。時間は9時30分から16時まで。定員280人。参加は無料だが、資料代3000円が必要。9月18日まで参加申し込みを受け付ける。

 県内には国や県、市町村、高速道路会社等が管理する道路橋が9千橋以上あるが、建設後50年以上が経過する県管理の道路橋の割合が20年後には約50%になるなど、これらの橋梁の高齢化が急速に進行している。従来型の手法では、集中的に維持補修費や更新費が発生し、財政的に大きな負担が生じることが予測される。

 このような状況を踏まえ、講習会では中澤理事長が「宮崎県内の橋梁損傷の現状」について、日本大学の阿部忠教授が「橋梁床版の維持管理と補修補強方法(仮称)」について、それぞれ基調講演を行う。講演に合わせて、屋外会場で長寿命化・高耐久化が図られる予防保全の新しい技術に関する実演も行う。

 具体的には、非破壊による多配列高解像度電磁波レーダーによる床版調査、コンクリートやモルタル等を施工現場で製造するモービルプラント車の実車説明、床版供試体を用いた接着剤塗布型床版補修の実演を行う予定でいる。

 受講希望者は、宮崎社会基盤保全技術研究所のホームページからダウンロードできる所定の参加申込書に必要事項を記入し、受付期限までにメールで申し込む。当該講習は、建設コンサルタンツ協会、全国測量設計業協会連合会、全国土木施工管理技士会連合会、土木学会のCPD認定を申請している。

 問い合わせ及び申し込み先は、宮崎社会基盤保全技術研究所(電話0985-24-7025、メールmiuraisao2149@gmail.com)。

講習会の開催案内