〔一部既報〕日之影町は、指名型プロポーザルで新庁舎建設に係る基本・実施設計業務の受託候補者に特定していた株式会社綜企画設計と9月11日付で契約を交わした。税抜の契約金額は2050万円。ただし、今回は基本設計相当分のみの契約とし、基本設計完了後にあらためて実施設計相当分の契約を締結する。
経年劣化による建物や設備の老朽化に加え、機能の不備や耐震性の欠如など様々な課題を抱える役場庁舎に関して、住民サービス及び行政効率の向上を図るため、宮水地区の現町民センターと福祉館を解体し、跡地に庁舎と文化施設の複合施設として新設する。当該業務では施設整備に係る基本・実施設計を行う。
新庁舎の規模は、町がまとめた基本計画の中で、総務省起債基準に基づく面積を3233m2、国土交通省新営庁舎基準に基づく面積を3557m2、他自治体庁舎に基づく必要面積を2725m2とそれぞれ試算。基本設計に於いて庁舎機能や文化施設としての機能を具体化しながら詳細を決定する。
新庁舎建設に係る概算事業費は現時点で約12億円を想定する。今回、契約を締結した基本設計の委託期間は平成30年12月25日まで。事業スケジュール案では、30~31年度に新庁舎の基本・実施設計、31~32年度に建設工事を行い、32年度末頃の完成を目指す。