▲写真はセミナーの模様、講師を務めた打尾氏
一般社団法人宮崎県電業協会(牛島宏会長)は、9月10日に宮崎市内で「人事を最大限に活かす社員育成術」と題した経営セミナーを開催した。セミナーには、会員企業の経営者や職員など33人が出席し、リーダー的立場にある者の社員との関わり方や社員への教育内容、これらを通じた魅力ある企業づくりについて学んだ。
全国的に建設産業従事者の高齢化が進む中、若手人材の確保及び育成や早期離職の予防は企業に於いて喫緊の課題であり、社員の定着を図りながら、顧客に信頼され、効率的に利益を確保していく中で、社員教育の取り組みが重要性を増している。
挨拶に立った牛島会長は、電気という重要なインフラの施工及び保守を担う者として、将来の企業経営を考えた時に、これらが大きな経営課題の一つになり得ることを強調し、「本日の講演で学んだことを各社に持ち帰って実践して欲しい」と呼び掛けた。
セミナーの講師は、企業再生コンサル支援や人材育成研修等を手掛ける株式会社建設経営サービスの打尾貞治氏。打尾氏は、企業を巡る「人の変化」に着目し、仕事に対する価値観が大きく変化した現在、成長実感や誇りを社員に伝える重要性を説いた。
その上で、経営者が行うしかけや社員の行動力を最大化する経営管理手法、必ず教えなければならない社員への指導内容、社員のモチベーションアップの手法、コミュニケーションの取り方、育成の鍵となるフォローアップなどについて説明した。