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建設現場での留意事項など学ぶ 技士会ら延岡で技術研修会

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▲写真は挨拶する山﨑支部長、松田一之技術委員長、研修会の模様

 宮崎県土木施工管理技士会延岡支部と延岡地区建設業協会(山﨑司支部長及び会長)は9月6日、延岡建設会館で平成30年度の技術研修会を開催した。延岡地区の技術者ら約100人が参加し、建設現場での留意事項や安全対策等について熱心に学んだ。

 挨拶に立った山﨑支部長は、適正利潤や適正工期の確保等を図りつつ、働き方改革に伴う週休2日制の取り組みやICT施工を推進し、建設業の魅力を発信することで担い手の確保に努めていく必要性について言及。課題の解決に全力で取り組む中、工事成績で高得点を獲得できるよう、技術の研鑽にも努めて欲しいなどと呼び掛けた。

 技士会の取り組みを説明した松田一之技術委員長は、「発注者と意見交換を行いながら、書類の簡素化やICT等の推進、女性技術者の活躍等、技術者が現場で働きやすい環境づくりに努めていきたい」と述べ、会員一同に活動への支援と協力を求めた。

 研修では、延岡土木事務所技術調整課の黒木正道主幹が週休2日工事試行実施要領を説明。河川砂防課の森脇努課長は河川・砂防工事における注意点及び留意事項、道路課の山下明男課長は道路工事における留意点及び安全対策をそれぞれ解説した。

 工事検査専門員の椎葉倫男氏と武田輝二氏は、前年度の工事検査における指導・助言事項、施工体制台帳の留意点について説明を行った。山崎産業の山﨑浩位氏と豊松建設の松下寿史氏は、各社が施工した現場で取り組んだ事例などを報告した。

 研修会ではこのほか、現場サポートの北野舜氏が受注者間情報共有システムについて解説。参加者は今後の業務に活かそうと、講師の話す内容に熱心に聞き入っていた。

 研修会に先立ち、平成30年度優良工事技術者表彰が行われ、▽湯浅貴夫氏(現場代理人・木村産業)▽片岡陽起氏(現場代理人・隅田組)▽釘宮毅氏(現場代理人・平尾組)―の3人に対して山﨑支部長から賞状が贈られた。