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本田設計が984万円で落札 細島小校舎改築基本設計

 日向市は9月6日、細島小学校改築事業基本設計委託の入札を指名8者で執行し、本田設計が984万円で落札した。建物本体や設備の老朽化が進む細島小校舎に関して、危険校舎の解消と合わせて周辺施設との複合化を図るための施設整備に向けた基本計画を検討し、新施設の基本設計を行う。委託期間は平成31年3月28日まで。

 建設から多年が経過する校舎等の学校施設に関して、市はこれまでに各施設の耐震診断や整備を前提とした耐力度調査を実施。危険と判定された校舎を改築することで耐震性の向上を図り、安全・安心な学校施設の構築に向けた環境整備を推進する。

 今年度から新規に取り組む細島小学校(細島593番地1)の校舎改築事業では、老朽化が進む危険校舎の解消と合わせて、地域コミュニティに於ける拠点施設となるよう、同じく老朽化が進む細島公民館、公民館と同様の機能を有する細島地区コミュニティセンターとの複合化を図るもの。災害時に於ける防災拠点としての役割も担う。

 細島小学校の敷地内に建設する複合施設は鉄筋コンクリート造で、渡り廊下等の付帯施設を含む延床面積は最大で3500m2程度を想定。これまでに行った先進地調査及び研究、地域住民から寄せられた意見を踏まえ、当該業務で導入機能の検討等を行った上で、施設整備に係る基本設計までを行う。

 計画が順調に進めば、今年度に基本設計を完了させ、31年度に施設整備に係る実施設計、32~33年度に本体建設工事を行う予定でいる。