宮崎市の戸敷正市長は、今年1月の市長選挙で自身の公約の一つに掲げたアリーナ建設構想に関して、JR宮崎駅東側の公有地4箇所を現時点の建設候補地として考えていることを、開会中の9月定例市議会で明らかにした。
アリーナ建設構想は、コンサートやスポーツ大会等を開催できる5000席以上の多機能複合型施設を整備し、市街地の賑わい創出や活性化を図るもの。戸敷市長は施設の整備に関して、平成31年度までに基本設計までをまとめる考えを示している。
現時点におけるアリーナの建設候補地は、国有地である宮崎中央公園南側、市有地である宮崎中央公園北側、同じく宮崎市総合体育館の立体駐車場、県有地である宮崎県体育館の4箇所。市街地との回遊性が図られる公有地から選定した。
ただし、建設候補地に関しては、今後もあらゆる可能性を検討する方針。宮崎市の30年度6月補正予算には、専門家等の招聘や交通量、受入環境等について調査を行うための費用を計上しており、早ければ今秋にもこれらの調査に着手する予定でいる。