都城市は、経年により老朽化が著しい山之口町内の3つの保育施設を統合し、新たに山之口保育所として整備する計画を明らかにした。現在は施設整備に向けた地域住民や保育所との協議、建設予定地の用地取得に向けた交渉等を進めており、計画が順調に進めば、早い段階で基本設計業務に着手する見通しでいる。
統合を計画する対象施設は、▽ふもと保育所(山之口2943)、定員40人▽中央保育所(花木2301-41)、定員50人▽乳児保育所(花木2630-3)、定員30人―の3つの保育施設。ふもと保育所は昭和40年、中央保育所は昭和51年に竣工し、いずれも建設から多年が経過しており、建物や設備の老朽化が著しい。
安全な保育環境の確保や施設統合による利便性向上を図る観点から、乳児保育所を含めた3施設を統合する。児童が移転した場合でも同等の保育環境が維持できるよう、新たな保育所に必要となる規模の算出等を行っており、具体的な規模や構造等に関しては、これから行う基本設計業務の中で詰めていく。
市では、施設整備に向けた関係機関との協議や建設予定地の用地取得作業などを進め、早期に基本設計に移りたい考えでいる。