[一部既報]新たな子育て支援の拠点となる「(仮称)子どもの城」の整備を計画する延岡市は、施設の建設費が概算で7億1940万円(施設工事費6億1000万円、外構工事費1億0940万円)、管理運営費が約3600万円になるとの見通しを示した。今回公表した費用等に関する意見を募集し、事業推進に際しての参考とする。
人口減少や少子高齢化等の社会情勢を踏まえた子育て環境の変化、子育てニーズの多様化等に対応するため、子育てに関する幅広い総合的な機能を持った新たな子育て支援拠点を整備するもの。旧県立延岡わかあゆ支援学校跡地(延岡市松山町)に施設や駐車場、遊具を備えた公園等を配置し、切れ目のない子育て支援の推進を図る。
新設する施設の規模はRC造2階建延べ1500m2程度。子育てや発達支援対応する相談窓口、病後児保育室、一時預かり保育室、学習室及び図書室、交流室、多目的ホール等を設ける。計画施設の南北に駐車場を確保し、東側に整備する公園には築山や砂場、遊具等のほか、四阿や散策路等を整備する。
現在は施設整備に係る実施設計が小嶋・コトブキJVで進む。計画では31年1月の着工を目指し、第2~第3四半期に事業者の選定を行う見通し。施設建設工事と公園等の外構部工事は別工事とする予定でいる。建設工事は30~31年度の2箇年で行い、31年度内に整備を完了させる考えでいる。