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高校生に建設業の魅力伝える 東諸地区で企業見学会

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▲写真は現場見学会、講座の模様

 宮崎県高岡土木事務所と東諸地区建設業協会青年部(溝口雅之部長)は、8月29日に宮崎県立本庄高等学校の1年生を対象とした企業見学会を開催した。建設業に関する講座や建設現場の見学を通じて、参加した17人の生徒達は働くことの意義を感じ取り、建設業に対する理解と興味を深めた。

 高岡土木事務所で行われた講座では、金丸悟所長が土木事務所が取り扱う業務全般の概要を説明。その後、道路の建設や維持管理、河川砂防の災害対策、ダムの役割や構造をテーマに、担当者がスライドを使ってこれらを説明した。

 質疑では、「仕事をするうえで大変なことは」との生徒の質問に対し、河川砂防担当の若松技師が「雨が多い時期は、普段の業務に加え、緊急を要する災害対応もある」と回答。「早期に災害復旧が完了したときや、自分が携わったものが形となって完成したときには感動がある」と仕事のやりがいを語った。

 生徒達はその後、国富町向高地区で施工中の「県道南俣宮崎線向高工区舗装工事」の現場へ移動。担当者から道路改良工事の概要について説明を受け、実際に現場を見て回った。参加した男子生徒は「講座や見学を通じて、建設業について多くを学ぶことができた」と話した。

 青年部の溝口雅之部長は「土木事務所での講義や実際に現場を見学する機会を通じて、建設業が地域を守る仕事であり、地図に残る魅力ある仕事であることを紹介できた。生徒達が進路を考える際、建設業への入職を選択してもらえれば嬉しい」と語った。