▲写真は調印式の模様
三股町は、災害時に発生する災害廃棄物を適正かつ円滑・迅速に処理するため、一般社団法人宮崎県産業廃棄物協会(田村努会長)及び宮崎県環境保全事業連合会(岩本晋時会長)と災害廃棄物の処理等に関する協定を締結した。
8月1日に三股町役場で行われた調印式には、三股町の木佐貫辰生町長や各団体の代表者らが出席し、署名・押印した協定書を取り交わした。宮崎県産業廃棄物協会が締結した「災害時における廃棄物の処理等に関する協定」では、災害時に発生する廃棄物の撤去や収集運搬、処分などを支援する。
一方、宮崎県環境保全事業連合会と締結した「災害等の緊急時におけるし尿等の収集運搬等に関する協定」では、し尿等の収集運搬に必要な車両提供と人員確保、資機材の提供、仮設トイレの設置に関する技術的支援、処理施設への運搬などを行う。
調印式で木佐貫町長は「今回協定を結べた事を大変心強く感じている。災害対応の際には皆様方の力を借り、町民がいち早く日常生活を取り戻せるよう、各団体の機動力・組織力による活躍に期待している」と述べ、県内では初となる町と協会との直接締結による災害時の迅速な対応に期待を込め、協定締結を歓迎した。
田村会長は「いつどこで発生するかわからない災害に対して、いざというときに慌てることなく万全の体制をとれるよう、会員一同が気持ちを引き締めて取り組み、協力要請を受けた際には、迅速かつ効果的に最大限の協力する事を誓う」と意気込みを語った。
岩本会長は「今回の三股町との直接締結により、早急な応援体制の構築ができるようになった。要請を受けた際には、助け合いの精神に基づき、可能な限り協力し、し尿および浄化槽汚泥の適性かつ円滑、迅速な収集運搬を行っていく」と述べた。