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建設技術研究開発助成、新規課題は5件 国交省

 国土交通省は、民間企業、大学の先駆的な研究開発を支援する「建設技術研究開発助成制度」の2018年度の採択課題22件を決定した。新規課題には、建設現場の生産性を高める新工法で3件、新材料で2件の合計5件を選んだ。

 建設現場の生産性向上に向けたi-Constructionを深化させるため、土木・建築工事に活用する5技術を18年度の新規課題に選んだ。1年度当たり最大1000万円を助成する。

 18年度の新規採択課題は次の通り(カッコ内は交付申請者、敬称略)▽協調作業する掘削ロボットを用いたi-Constructionシステムの開発(千葉工業大学・菊地耕生)▽新工法・新材料を活用した地下水排除工を用いた効果的な液状化・地すべり対策に関する技術開発(国士舘大学・橋本隆雄)▽中小スパン橋梁の点検・補修補強用移動足場ロボットの開発と維持管理プラットフォームの構築(長崎大学・松田浩)▽氷結晶の品質を制御する多糖を活用したコンクリート構造物の新たな凍害抑制法の開発(関西大学・鶴田浩章)▽重金属含有建設汚泥のリサイクルに向けた高分子汚泥処理剤の開発(広島大学・後藤健彦)。