▲写真は挨拶する興梠支部長、西臼杵支庁の小倉次長、研修会の模様
宮崎県土木施工管理技士会高千穂支部と高千穂地区建設業協会(興梠俊茂支部長・会長)は8月21日、高千穂建設会館で平成30年度の土木技術研修会を開催した。研修会には西臼杵地区の技術者らが多数参加し、建設現場における留意事項等を熱心に学んだ。
挨拶で興梠会長は「建設業を取り巻く環境は、担い手不足はもとより、若年者の建設業離れなど深刻な状況が続く。特に西臼杵管内では、急速な少子高齢化もあいまって、技術者の高齢化が進み、技術の伝承など将来的な不安を感じる」と危機感を示した。
一方で「建設業は様々な課題を抱えているが、如何なる環境下でも施工管理等について、技術の伝承はもとより、新たな技術を習得し、安全かつ的確に遂行しなければならない」と述べ、研修を通じて更なる技術の研鑽に努めるよう参加者一同に呼び掛けた。
その後、西臼杵支庁土木課の小倉弘康次長(土木技術担当)が研修内容を説明。椎葉倫男工事検査専門員が前年度の工事検査における指導・助言事項、永野浩一工事検査専門員が同じく農業農村整備事業工事検査における指導・助言事項、武田輝二工事検査専門員が施工体制台帳の留意点についてそれぞれ説明を行った。
研修会ではこのほか、株式会社現場サポートの北野舜氏が受発注間情報共有システムについて解説。参加者は今後の業務に活かそうと、講師の話す内容に熱心に聞き入り、研修後の質疑応答と意見交換会では、参加者からの質問に担当者が丁寧に回答した。