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川南町地域活性化拠点施設

 東九州自動車道の川南パーキングエリアに隣接する町有地を活用し、地域振興の核となる利便施設の建設を計画する川南町は、8月24日に「地域活性化拠点施設実施設計委託」の入札を野添設計、コラム設計、ごとう計画・設計、宮崎設計、建設技術研究所の指名5者で執行する。委託期間は平成31年3月25日までを予定。

 情報発信や地場産品の販売を通じて、川南町の文化や歴史、食資源といった様々な魅力を広く全国にPRし、地域経済の活性化を図ると共に、災害発生時に於ける防災拠点としての活用も見込む。整備コンセプトに「地域経済の活性化を目指して、場をつくり、流れをつくり、人をつくるパーキングエリア」を掲げる。

 整備場所は川南PAに隣接する町有地(敷地面積約3210m2)。西都児湯圏域の魅力をPRする情報発信や豊かな食による新たな経済効果の創出、少子高齢化及び過疎化対策としての雇用創出、自然災害に対応可能な防災拠点等を導入機能に掲げる。基本計画策定支援を行った建設技術研究所の協力のもと、今年5月に施設の基本設計をまとめた。

 施設の規模はS造一部2階建延べ1080m2程度。1階に休憩・情報提供施設や土産品販売コーナー、軽食コーナー、テイクアウト商品販売施設などを配置し、2階は管理事務所とする。一般道利用者や職員等を対象とした施設側駐車場(51台)、東九州道利用者を対象とした第2駐車場(21台)のほか、園地広場等も整備する。

 基本計画策定時点に於ける概算事業費は約5億円。今回発注する業務では、これらの施設整備に係る実施設計を委託する。平成30年度当初予算に実施設計を含む事業費として2812万円を盛り込んでいる。