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施工実績が累計100万m3突破 ALiCC工法研究会

 「ALiCC工法」(低改良率セメントコラム工法)の2008年度から17年度までの施工実績が、累計で100万m3を突破した。同工法研究会(会長、岩崎公俊・基礎地盤コンサルタンツ代表取締役)が発表した。

 「ALiCC工法」は、盛土荷重をアーチ効果によって改良体に負担させ、従来工法よりも盛土の沈下量・変形量を抑制するとともに、改良率の低減(30%以下)を実現した深層混合処理工法。

 特に改良率20%程度以下の低改良率沈下対策では、高い経済性を期待できるという。ただ、改良深度が33mを超える場合、別の施工方法などを検討する必要があることも分かっている。最近の主な施工実績としては国道57号線(長崎県)の道路改良工事や、塩見川(鳥取県)の河川改修工事などがある。

 知財登録の状況は、特許第3742417号「改良柱体の造成工法」、商標第5075876号「ALiCC」。NETISの登録番号はKT-070009-A。問い合わせ先はALiCC工法研究会事務局(不動テトラ)、電話03(5644)8531。