▲写真はイベントの模様
宮崎県内の小学校4~6年生を対象とした「キッズワークみやざき2018」が8月18日と19日の2日間、宮崎市のシーガイアコンベンションセンターで開催された。イベントには事前に応募で当選した1千人超の小学生が参加。熟練技能士の指導の下、瓦や板金、塗装、大工、庭師など15の職種を体験した。
キャリア教育の一環として、働くことの意義や仕事の楽しさを体験し、自分の将来の職業について考える機会を提供するため、平成27年度から開催しているもの。宮崎県技能振興コーナー(宮崎県職業能力開発協会)が主催し、宮崎県や宮崎県教育委員会、宮崎県市町村教育委員会連合会、宮崎県技能士会連合会が後援した。
宮崎県屋根工事組合連合会のブースでは、瓦に干支を模したチップを貼り付けたほか、瓦の上に登って歩き心地などを体験。宮崎県板金工業組合技能士会のブースでは、金属の板に漢字一文字を打ち込む作業に挑戦した。宮崎県畳工業組合技能士会のブースでは、人形や花を飾る畳台の製作に取り組んだ。
宮崎県塗装技能士会のブースでは、刷毛を使って木箱を好きな色に塗装。宮崎県建築大工技能士会のブースでは、木材を使って本立ての製作に挑戦した。宮崎県広告美術技能士会のブースでは、カッティングシートを加工して切り絵を作成。宮崎県造園技能士会のブースでは、石や苔、草木を使って箱庭を完成させた。
イベントでは、技能や匠の技を紹介する映像を放映。体験した仕事がどのような場所で活用されているかを説明するイラストも設置された。宮崎県職業能力開発協会の高野浩幸訓練振興課長は「世の中に色々な仕事があることを子ども達に知ってもらいたい。ものづくりの魅力や楽しさも感じてもらえれば」と話した。