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最優秀者に石本建築事務所 五ヶ瀬町新庁舎設計プロポ

 公募型プロポーザル方式で「五ヶ瀬町新庁舎建設設計業務」の候補事業者の選定を進めていた五ヶ瀬町は、最優秀者に石本建築事務所九州オフィスを特定した。新庁舎建設工事及び附帯する外構工事等の基本計画策定、基本設計・実施設計、各種申請業務を委託するもの。今後、同社と契約締結に向けた協議を進める。

 経年に伴う施設や設備の老朽化、関係各課の分散、生活弱者対策の不足、災害への脆弱性など、現庁舎が抱える様々な課題を解消し、町民サービスや行政効率の向上を図るため、新たな役場庁舎を建設する。30~31年度に基本計画及び基本・実施設計、31~32年度に本体建設工事等を行い、最終的に32年度内の新庁舎完成を目指す。

 基本構想では、町政の根幹となる総合計画等の諸構想及び計画を踏まえ、新庁舎建設の基本的考え方として①町民に開かれた誰もが使いやすい庁舎②町民サービス、事務効率の向上を目指した機能的な庁舎③町民の安心・安全な暮らしを支える拠点としての庁舎④議会活動を推進する場⑤簡素で効率的、経済的な庁舎―の5項目を掲げた。

 新庁舎の建設場所は「現在の職員駐車場に建設することが望ましい」との考えを示し、延床面積を最大で3000m2と想定。これを踏まえた概算建設費を約13億円と試算する。当該業務では、新庁舎建設に係る基本計画策定、基本設計及び実施設計、各種申請業務を委託する。履行期間は契約締結日から31年7月31日まで。

 事業者の選定は、書類による一次審査とプレゼンテーション及びヒアリングによる二次審査で実施。一次審査では対象者が提出した参加表明書等を採点し、二次審査ではプレゼン及びヒアリングを通じて技術提案の内容等を採点。一次審査と二次審査の合計点が最も高かった石本建築事務所九州オフィスを最優秀者に選定した。