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UAVレーザ測量精度向上 技術開発参加企業を公募

 国土地理院は、比較的短時間のうちにプラスマイナス5㌢以内の精度で測量可能なUAVレーザ測量機器や、データのフィルタリング処理を自動化するソフトウェアなどの技術開発に参加する企業などを2018年8月22日まで募集する。さまざまな技術・アイデア・ノウハウなどを持ち寄り、スピーディーに実装化を図る「オープンイノベーション」を用いた新たな機器・ソフトウェアの開発を通じて、UAVレーザ測量の精度向上、作業の効率化による測量分野の生産性向上を目指す。

 UAVレーザ測量機器には▽プラスマイナス5㌢以内の精度と1m2当たり取得点密度100点以上を確保可能▽平地で0.3平方㌔の範囲の測量を40分以内で実施可能▽植生繁茂地や傾斜地でも精度の確保が可能―などの性能を要求する。

 一方、開発するソフトウェアには、できるだけ処理を自動化し、3Dデータのフィルタリング処理を短時間で実施できるものを求める。

 国土地理院は、応募テーマに合致する提案のあった企業などが一堂に会するマッチングイベントを実施する。技術提案や意見の交換を行った上で開発チームを結成。それぞれの開発チームごとに技術開発に取り組んでもらう。今回の取り組みで開発した機器・ソフトウェアなどについては、国土地理院が実証実験を実施し、評価する。