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九州エリアで「建て得バリュー」開始 LIXIL

 LIXIL傘下の株式会社LIXIL TEPCO スマートパートナーズ(東京都江東区)は、実質負担ゼロで太陽光発電システムを設置できる国内初のスキーム「建て得バリュー」について、7月2日から中四国・九州エリアでのサービスを開始する。

 指定のLIXIL商品を採用したZEH購入者を対象に、同社が太陽光発電システムを割賦販売し、顧客の余剰売電収入を同社が得る代わりに毎月の割賦支払に充てることで、ZEH購入時の太陽光発電システム導入に係る負担を実質ゼロにするサービス。

 断熱性や省エネなど環境性能が高い建材・設備を使用することで消費電力を抑えられるほか、サッシ・ドア・太陽光発電システムの3点セットをベースに、LIXIL商品の採用数に応じて同社が安く電力を提供し、月々の光熱費を大幅に削減できる。

 契約時は、太陽光発電システムを除くZEHを工務店から、太陽光発電システムを同社からそれぞれ購入する。合わせて、同社と電気契約並びに余剰売電収入に関する契約を締結する。契約期間は10年間。

 同社では2018年4月から関東・中部・関西エリアでサービスを開始し、既に全国約600社のビルダーが利用登録を行っている。施主への提案のしやすさから、ZEH普及の課題解決に繋がるサービスとして好評を得ている。

 サービスの詳細はホームページ(https://www.lixiltepco-sp.co.jp/)で公開している。同社では、新たにサービスの概要を分かりやすく伝える紹介動画の掲載やQ&Aを充実させるなど、更なる普及を促進すべくコンテンツの拡充を図る。