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トンネル点検ロボット、試行技術を公募 国交省

 国土交通省は、直轄の現場で試行する「道路トンネル点検記録作成支援ロボット技術」の公募を始めた。新技術活用システムの「テーマ設定型」として、既に実用化されている技術を募集。車両などに搭載した機器・装置で壁面の変状を取得し、トンネルの点検調書作成の効率化を狙う。8月10日まで応募を受け付ける。

 トンネルの点検記録作成支援ロボット技術は、昨年度に4技術の現場検証を行い、今年3月までに全4技術が要求性能を満たすことを確認。18年度からこれら4技術を直轄の現場で試行することに合わせ、既に実用化されている類似技術を公募する。

 公募する技術は、トンネル通行規制を行わず、車両に搭載したロボットでコンクリート壁面の変状(ひび割れ、変状の範囲のチョーキング、漏水など)の情報を展開画像として取得できる技術。ひび割れ幅0.1㍉単位での検出を求めるなどとしている。

 活用の効果が見込まれる技術は、北陸地方整備局管内のトンネル2カ所で試行し、機能や性能を確認・評価する。