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関係者ら、石綿飛散防止対策など熱心に学ぶ 宮崎市塗装業協会

■ 官庁・業界関係者150人がセミナー受講

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▲写真は主催者挨拶する堂地会長、セミナーのもよう

 宮崎市塗装業協会(堂地隆一会長)は7月5日、「石綿含有仕上塗材の除去作業における石綿飛散防止対策セミナー」を宮崎市民文化ホールで開催した。研修会には、県内各地の官庁職員及び建築業界関係者ら150名余りが参加。参加者は講師の詳しい解説のもと、建物の塗料材に含まれる石綿の除去、対策等に関する知識と理解を深めた。

 主催者挨拶で堂地会長は「外壁塗装におけるアスベスト含有の可能性を事前にしっかりと調査し、その対策を充分に図ることが重要」と述べた上で、「受発注者が共通認識を持ち、今後相互に連携しながら現場で安全に施工が進められるよう、本日のセミナーを有意義なものにしてほしい」と参加者に呼び掛けた。

 研修会は3部構成で開かれ、第1部で宮崎労働基準監督署安全衛生課の山本健太地方産業安全専門官より、建築物の解体等における石綿対策などの法令遵守事項について詳しい解説があった。続けて第2部では、大塚刷毛製造株式会社営業本部付の石川雅也営業企画担当課長が、建築物の改修・解体時の石綿処理について、石綿則のポイントや石綿除去作業での処理工法に関し詳細な説明を行った。

 しばしの休憩を挟み第3部では、興研株式会社九州営業所の上西健太氏から、石綿含有仕上塗材の除去作業について、法令通達に基づく石綿作業で使用できる保護具の紹介や特徴などについて分かりやすい説明があった。

 また、セミナー終了後には会場で講演した企業2社の特設ブースが設けられ、防塵マスクなど保護具の展示と現場使用における実演も行われた。