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新技術導入促進(Ⅱ)型で初弾を公告 国交省

 国土交通省は、直轄工事の施工と新技術の現場実証を一体で行う「新技術導入促進(Ⅱ)型」の2018年度の初弾工事を公告した。「18年度名護東道路4号トンネル工事」(沖縄県)に適用。トンネル切羽の観察にAI(人工知能)の画像解析技術を活用するため、実用段階に達していない新技術の現場実証を発注者側の費用負担で実施する。

 新技術導入促進(Ⅱ)型は、発注者が指定するテーマに応じ、研究開発段階にある新技術の提案を求め、現場実証と施工を一体で行う。新技術の現場実証の費用は、500万円を目安に全ての応札者から見積もりを集めて積算し、予定価格に計上する。

 18年度の初弾工事として、沖縄総合事務局が「18年度名護東道路4号トンネル工事」を6月27日に入札公告した。同省は、今回のトンネル工事の他、鋼橋上部工事、PC工事にも新技術導入促進(Ⅱ)型を適用する方針で、対象工事を今後選定する。