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適切なインフラ維持管理等に注力 宮崎県コンクリート診断士会

■ 第6回通常総会を開催

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▲写真は挨拶する中澤会長、総会の模様

 宮崎県コンクリート診断士会(中澤隆雄会長)は6月26日、宮崎市内で「第6回通常総会」を開催した。総会には会員企業及び団体の代表や幹部らが多数出席。平成29年度事業及び収支報告、平成30年度の事業計画案及び収支予算案などの各議案について慎重に審議を行い、いずれの議案も満場一致で承認された。

 中澤会長は、経年劣化したインフラや構造物の整備・維持管理が社会問題として取り上げられる中、「コンクリート診断士が社会に果たす役割が大きく期待されている」と強調。「見た目だけでは判断できないコンクリートの劣化に対する知識や技術の習得に力を入れ、県内のインフラ整備や適切な維持管理に努めていく」と意気込みを語った。

 挨拶後には、岡﨑勝信氏が日本コンクリート診断士会の活動内容を報告。資格取得に向けた試験対策会に取り組んでいることや、10月に愛知で開かれた日本コンクリート診断士会の業務体験発表会に宮崎から2人を派遣したことを説明した。

 議長に中澤会長を選出して行われた議案審議では、平成29年度事業及び収支報告、平成30年度事業計画案及び収支予算案の各議案について慎重に審議を行い、全議案ともに原案どおり、満場一致で承認可決された。

 平成30年度の事業計画では、コンクリート診断士試験対策会のほか、9月27日に「RC床版の維持・補修」に関する研修会をNPO法人宮崎社会基盤保全技術研究所との共催により宮崎大学で開催することを報告。また、10月に東京で開かれる日本コンクリート診断士会の業務体験発表会に、本県会員を派遣する予定であることを説明した。

 総会後には、診断士会の副会長である九州土木設計コンサルタントの巣山藤明氏が「今後のインフラメンテナンス時代に対して技術者が担うべき役割」と題して講演を行った。巣山氏は、適正な維持管理計画や診断技術の重要性等について説明したほか、宮崎県内の橋梁の構造について紹介した。