▲写真は表彰式の模様
宮崎県は、平成30年度の優秀施工者宮崎県知事表彰の受賞者に▽宇治橋匠氏(あさひ産業株式会社)▽川上康則氏(株式会社山本組)▽河野誠矢氏(木田建設株式会社)▽志田和弘氏(日新興業株式会社)▽時任猛氏(有限会社時任工業)―の5人を決定した。6月4日に県庁で授賞式を行い、河野俊嗣知事が表彰状と記念品を贈った。
優秀施工者宮崎県知事表彰は、建設現場に於いて15年以上にわたり工事施工に直接従事する、原則として35歳以上の者が対象。技術や技能、人格等に優れている者を表彰することで、建設産業が果たす社会的使命を広く県民に周知し、業界の魅力向上や若年層の就業促進等に寄与することを目的としている。
表彰基準は、▽技術・技能が優秀である者▽技術開発・施工の合理化を図り顕著な成績を挙げている者、または建設工事に相当の実績のある者▽後進の指導・育成に努めている者▽安全・衛生の向上に貢献している者▽他の建設現場従事者の規範となる者。これら全てに該当する5人の技術者を30年度の受賞者に選んだ。
表彰式で河野知事は、インフラ整備を通じた防災・減災対策や災害対応など、建設産業が地域や経済に大きな役割を果たしている一方、人材の確保が喫緊の課題であることを強調。次の世代に高度な技術をしっかりと引き継いでいくため、「これからも地域の、そして建設産業のリーダーとして活躍して欲しい」と呼び掛けた。
木田建設の河野誠矢氏は「日頃から地域の方々に『これがあって良かった』と思ってもらえるものづくりを心掛けており、そういった取り組みを評価してもらえて嬉しい」と受賞の喜びを語り、「引き続き、地域の方々に喜んでもらい、子供達の世代にまで残せるようなものづくりに邁進していきたい」と意気込みを述べた。