■ 平成30年度「通常総会」を開催
▲写真は挨拶する坂元理事長、総会の模様
宮崎県消防用設備事業協同組合(坂元耕三理事長)は5月29日、宮崎市内で平成30年度の通常総会を開催した。総会には多数の組合員が出席し、平成29年度事業及び収支決算、平成30年度事業計画案及び収支予算案を満場一致で承認した。
総会で挨拶に立った坂元理事長は、今国会で審議中の働き方改革法案や業界の技術者不足に言及。他の業界も同様の状況にあり、「現状の職員で如何に仕事を回していくかを考えなければならない」と述べ、生産性を向上させることが重要との認識を示した。
また、大規模火災の発生による消防法の改正に触れたほか、県内の消防用設備等点検報告率が5割に満たない状況にあることを踏まえ、組合が参加する宮崎県消防設備協会を通じて消防行政の充実に協力していく考えを示し、組合員に理解と支援を求めた。
坂元理事長はこのほか、門川正則副理事長が平成30年春の叙勲で旭日双光章(消防功労)を受章したことや、今年度より1社が新入組合員として加盟することを紹介。組織の充実に向けて「意識を高めてもらうと同時に懇親を深めて欲しい」と述べた。
議案審議では、29年度事業及び決算報告、30年度事業計画案及び予算案を満場一致で承認。このうち30年度の事業計画では、組合を通じた消火器廃棄事業の一層の推進を図るほか、関連団体の会合及び技術講習会への参加等に取り組むことを確認した。