■ 平成30年度「通常総会」を開催
▲写真は挨拶する松下会長、総会の模様
一般社団法人宮崎県サッシ協会(松下良会長)は5月29日、宮崎市内で平成30年度の通常総会を開催した。多数の会員が出席する中、総会では平成29年度事業経過及び収支報告、平成30年度事業計画案及び収支予算案の各議案について慎重に審議を行い、いずれの議案も満場一致で承認された。
総会で松下会長は、建設投資の長期減少傾向に一定の歯止めがかかった一方、中央と地方の地域間格差、大手と中小の企業間格差が拡大化することに懸念を示すとともに、少子高齢化や労働力人口の減少に起因する担い手の確保・育成、建設現場の生産性向上が建設業界全体を取り巻く重要な課題となっていることを強調した。
松下会長は「地域を支える我々企業が着実に発展し、将来にわたって社会的役割を果たしていくためには、安定的かつ持続的な仕事量の確保が重要だ」と指摘。そのためにも、会員が一致団結し、関係機関に対して時代のニーズに則った提言・要望を行うとともに、受注機会の拡大や地域貢献活動に努めていく考えを示した。
議長に松下会長を選出して行われた議案審議では、平成29年度事業経過報告及び収支報告、平成30年度事業計画案及び収支予算案を満場一致で承認。このほか、県北支部の29年度事業経過や30年度事業計画、中央支部が昨年度に宮崎市立広瀬西小学校で行った技術メンテナンス奉仕作業について担当者から報告を受けた。
このうち、協会の平成30年度事業計画では、基本方針に▽防災協定締結団体として「窓、開口部」の安全・安心に貢献できる事業を推進する▽「要望書」の記載事項の実現に向けて関係機関への積極的PR活動を行う▽奉仕活動や親睦活動を通じて協会内の活性化と会員相互の結束を図る―を掲げた。
具体的には、公共建物や避難施設に於ける建具開口部の無償診断・保守点検の実施、防災に係る事前処置対策の提案と新たな需要の掘り起こし、防災機能硝子の予算化や鋼製建具・硝子工事の分離発注に係る要望活動、将来の工事量減を見据えた新たな事業の創出、地域貢献としての技術メンテナンス作業などに取り組むことを確認した。