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全建賞に81事業を決定 宮交ボタニックガーデンなど

 全日本建設技術協会(大石久和会長)は平成29年度「全建賞」として表彰する81事業を決定した。道路、河川、住宅、建築、港湾、鉄道の各部門に加え、東日本大震災の復旧・復興事業に関する特別枠で受賞事業を選んだ。6月29日に都内で表彰式を開く。

 良質な社会資本整備と技術発展を促進する全建賞は昭和28年に創設され、受賞事業には累計2562事業が選ばれている。29年度に受賞する81事業は、過去4番目に多い317事業の応募の中から選考された。

 インフラ整備または施策を対象とした60の受賞事業のうち、都市部門に宮交ボタニックガーデン青島リニューアル事業(宮崎県県土整備部都市計画課、宮崎県県土整備部営繕課、宮崎県宮崎土木事務所)が選定された。

 28年度に創設された「特定のインフラに係わらない公共事業全般に関する取り組み」には「平成29年九州北部豪雨災害におけるTEC-FORCEの技術的支援活動、有明海での流木回収活動」(国交省各地方整備局等)などを選考した。

 建設技術水準の向上などに功績のあった技術者に対する個人表彰には、深澤淳志東京海上日動火災保険顧問(元国土交通省道路局長)、浅野宏建築技術教育普及センターシニアアドバイザー(元建設省住宅局建築指導課長)ら73人を選んだ。