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公募型プロポで新庁舎設計業務を告示 五ヶ瀬町

 五ヶ瀬町は6月15日、公募型プロポーザル方式で事業者を選定する「五ヶ瀬町新庁舎建設設計業務」を告示した。新庁舎建設工事及び附帯する外構工事等の基本計画策定、基本設計・実施設計、各種申請業務を委託する。履行期間は契約締結日から平成31年7月31日まで。税込の予算額は8400万円(本年度予算額は2200万円)とする。

 経年に伴う施設や設備の老朽化、関係各課の分散、生活弱者対策の不足、災害への脆弱性など、現庁舎が抱える様々な課題を解消し、町民サービスや行政効率の向上を図るため、新たな役場庁舎を建設する。30~31年度に基本計画及び基本・実施設計、31~32年度に本体建設工事等を行い、最終的に32年度内の新庁舎完成を目指す。

 基本構想では、町政の根幹となる総合計画等の諸構想及び計画を踏まえ、新庁舎建設の基本的考え方として①町民に開かれた誰もが使いやすい庁舎②町民サービス、事務効率の向上を目指した機能的な庁舎③町民の安心・安全な暮らしを支える拠点としての庁舎④議会活動を推進する場⑤簡素で効率的、経済的な庁舎―の5項目を掲げた。

 新庁舎の建設場所は「現在の職員駐車場に建設することが望ましい」との考えを示し、延床面積を最大で3000m2と想定。これを踏まえた概算建設費を約13億円と試算する。「五ヶ瀬町新庁舎建設設計業務」の中では、新庁舎建設に係る基本計画策定、基本設計及び実施設計、各種申請業務を委託する。

 プロポーザルの主な参加要件は、▽建築士法第23条第1項の規定に基づく一級建築士事務所の登録を受け、同法第2条第2項に規定する一級建築士を当該業務に配置することができる▽九州管内に本店または支店を有している▽参加表明書等の提出時に五ヶ瀬町の建設業者等有資格業者名簿に「建築士」として登録されている―など。

 このほか、平成15年度以降に延床面積3000m2以上の庁舎またはその他主用途を事務所とした公共施設の新築又は増築(当該部分に限る)に係る基本及び実施設計に関する業務(新築設計業務に限る)を履行した実績を求める。

 選定は書類による一次審査とプレゼン・ヒアリングによる二次審査の二段階で実施。参加資格や条件を満たす一次審査の対象者が提出した参加表明書等を採点し、5者程度を二次審査の対象者として選定する。技術提案の内容等についてプレゼン・ヒアリングを実施し、一次審査の得点を加算した上で、最優秀者と優秀者を選定する。

 主な選定スケジュールは、▽参加表明書の提出期限(一次審査)=7月2日▽一次審査(書類審査)=7月10日▽一次審査結果通知=7月12日▽技術提案書の提出期限(二次審査)=7月31日▽二次審査(プレゼン・ヒアリング)=8月6日▽二次審査結果通知=8月8日―を予定する。

 関係書類は五ヶ瀬町のホームページ及び事務局で入手できる。プロポーザルの事務局は、五ヶ瀬町役場総務課財務グループ(〒882-1295五ヶ瀬町大字三ヶ所1670番地、電話0982-82-1700、FAX0982-82-1720、メールzaimu@town.gokase.miyazaki.jp)。