宮崎県西都土木事務所は、整備中の国道219号岩下工区(西都市)に架設する岩下橋の上部工を第2四半期に発注する見通しでいる。橋長は84m(幅員7m)、上部工の構造形式は鋼上路式単純トラス橋。工事規模は5億円以上10億円未満を見込む。
熊本市から宮崎市に至る国道219号のうち、岩下工区は一ツ瀬ダムの北側に位置。台風等の異常気象時に落石や路肩決壊に伴う交通途絶が発生し、既設トンネル部は大型車の離合が困難な状況にあるため、27年度から路線の整備に取り組む。
全体の整備延長は約1㎞(全幅7m)で、現道の一部を改良しつつ、山間部に迂回するルートをとる。迂回部分に延長611mのトンネルを新設するほか、区間内に橋梁1箇所(岩下橋)、鋼製桟道1箇所(延長72m)を整備する予定でいる。
岩下橋の橋梁工事に関しては、29年度にA1橋台及びA2橋台をそれぞれ発注済み。これを踏まえ、第2四半期に上部工の入札を総合評価落札方式で行う見通しでいる。工種は鋼構造物工事。工期は15カ月程度を見込んでいる。