国土交通省は6月11日から、「スマートウェルネス住宅等推進モデル事業(住宅団地再生部門)」の提案申請を募集する。急激に高齢化が進む住宅団地を再生するため、具体的な問題解決に取り組む民間事業者などの提案・事業に対し、必要な費用を一部補助する。申請期限は7月11日まで。おおむね100戸以上の団地を対象に、2018年度内に着手する事業が対象となる。
今回の募集では、住宅団地の急速な高齢化という課題に備えた▽高齢者の居住支援▽若い世代を呼び込むためのリフォーム▽子育て世帯や障害者も含めた多様な世帯の交流促進―などの幅広い取り組みを支援する。
補助対象となる事業は3種。住宅や、高齢者の健康増進に役立つ交流施設などの整備に対しては新築の場合で整備費の10分の1、改修の場合で3分の2を補助。設計費も3分の2を補助する。
また、高齢者の生活を支援するような技術の検証、社会実験などに対しても必要な費用の3分の2を補助する。展示用住宅の整備や模型の作製など、事業の趣旨に沿った情報提供の取り組みに対しても費用の3分の2を補助する。
補助事業の事務局はスマートウェルネス住宅等事業推進室・電話03(6268)9028。