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新会長に福澤幸雄氏を選出 宮崎県建築士事務所協会

■ 平成30年度「定時総会」を開催

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▲写真は金丸前会長、福澤新会長、総会の模様

 一般社団法人宮崎県建築士事務所協会(金丸啓洋会長)は8日、宮崎市内で平成30年度「定時総会」を開催した。総会では、平成29年度事業報告や収支、役員改選等の議案にについて審議を行い、満場一致で承認可決したほか、平成30年度事業計画や収支予算について執行部から説明が行われた。役員改選では新会長に福澤幸雄氏を選出された。

 総会では始めに、野添義二氏が「建築や環境が文化の形成に占める重要な意味を認識し、社会の健全な進歩と発展に寄与する」と、建築士事務所憲章を声高らかに朗読した。

 挨拶に立った金丸会長は、「4年余りの期間、会長職を務めたが、私たちが果たすべき役割は非常に大きな物である。今、我々が団結を強め、県をはじめとする各種団体から任される協会にならなければならない」と指摘。「次期役員を中心に今後も引き続き協会運営に御協力をお願いしたい」と呼び掛け挨拶を締め括った。

 議長に岡﨑誠二氏を選出して行われた議案審議では、平成29年度事業報告や収支決算、役員改選等について審議を行いいずれの議案も承認されたのち、平成30年度事業計画や収支予算等について執行部から説明が行われ、いずれの議案も満場一致で承認可決された。任期満了に伴う役員改選では福澤新会長をはじめとする人事案を了承した。

 就任挨拶に立った福澤幸雄新会長は、今総会を以て退任する旧役員の支援と協力に感謝の意を示したのち、「新たな役員体制の元、会員のためになる協会を目指し、各種取り組みを進めていきたい」と意気込みを語った。

 平成30年度の事業計画では、建築士事務所の健全な発展と信頼性の向上を図るため、▽研修会等を通じた会員の資質向上▽次世代を担う若年技術者の育成、協会組織の強化充実・活性化と会員増強▽業務報酬基準の普及・啓発▽建築士事務所の活動充実と自立的な監督体制の強化―の重点事項に基づく各種事業を展開することを確認した。

 総会終了後には、正会員や賛助会員に加え、行政及び関係団体から来賓を招いて懇親会が催された。主催者挨拶で福澤会長は、「金丸前会長をはじめとする諸先輩方のご尽力により関連団体との良い関係性や絆が保たれている。懇親会の場が親睦を深めていただく機会となれば嬉しい」と挨拶を述べた。

 来賓を代表して宮崎県県土整備部の松元義春次長と宮崎県議会の外山衛副議長、宮崎市の甲斐勇都市整備部長が挨拶。河野俊嗣知事の挨拶を代読した松元次長は、建築行政に対する協会の支援に感謝の意を示したのち、「防災減災には、建築に関する専門家として貴協会が重要な役割を担っている。引き続き支援をお願いしたい」と述べ、災害に強いまちづくりの推進に向けた会員の協力を求めた。

*新役員は次のとおり(敬称略)

▽会長=福澤幸雄(コラム設計)
▽副会長=有藤則秋(増田建築設計事務所)、治田徳延(治田建築設計事務所)、川﨑安彦(建人設計)、村社俊弘(村社和弘建築事務所・常任理事兼任)
▽専務理事=櫨本雅彦(櫨本雅彦建築設計室)
▽常任理事=岡﨑誠二(岡﨑設計)、日高安隆(宮崎設計)、野添義二(野添設計)
▽理事=小嶋健晴(小嶋凌衛建築設計事務所)、岩切拓也(岩切設計)、上宮田豊(フェステル建築研究室)、見越勇(見越設計)、吉田宏士(吉田一級建築設計事務所)、小園隆司(小園工務店建築事務所)
▽監事=富永和則(一功建築設計事務所)、小黒秀幸(エムティピィ設計)
▽名誉会長=金丸啓洋(金丸総合建築設計事務所)
▽相談役=日高安徳(宮崎設計)、増田新市郎(増田建築設計事務所)、村社和弘(村社和弘建築事務所)、甲斐孝明(甲斐建築設計事務所)、後藤明夫(ごとう計画・設計)。