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来年4月に改称、新会長に田村努氏 宮崎県産業廃棄物協会

■ 平成30年度「第6回通常総会」を開催

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▲写真は安在前会長、田村新会長、総会の模様

 一般社団法人宮崎県産業廃棄物協会(安在哲幸会長)は6月7日、宮崎市内で平成30年度「第6回通常総会」を開催した。会員企業の代表らが多数出席し、平成29年度事業及び収支決算、平成30年度事業計画案及び収支予算案を了承。協会名称を宮崎県産業資源循環協会に変更し、田村努新会長をはじめとする役員改選案も了承した。

 挨拶で安在会長は、近い将来に発生が予測されている南海トラフ巨大地震に関して「6年前から協会の目標の一つとして大規模災害への備えを唱えてきたが、廃棄物の処理を担う業界及び企業として日頃から有事に備えるなど、防災に対する高い意識の向上を継続していこう」と会員一同に呼び掛けた。

 安在会長はこのほか、平成29年度より実施しているリサイクル製品の認定事業に関して「これまでの産業廃棄物業者としての立場から、資源やエネルギーを生み出す作り手へとなれるよう、我々が担い手となり循環型社会の形成を目指していこう」と述べ、挨拶を締め括った。

 表彰式では、功労者表彰を受賞した堀之内真司氏、優良事業所を表彰をした▽栗巣土木▽イー・アール・シー高城―の2社、優良従事者表彰を受賞した▽神田年美氏▽小園孝久氏▽金丸昌史氏▽柳田政春氏―の4人に対し、安在会長から表彰状と記念品が贈られた。

 来賓として招かれた河野俊嗣宮崎県知事(代理)、宮崎県議会の蓬原正三議長(代理)、宮崎市の戸敷正市長(代理)、宮崎県建設産業団体連合会の山﨑司会長が挨拶。河野知事の挨拶を代読した甲斐正文環境森林部長は、協会の担う廃棄物の適正処理や県民の安心安全な生活環境の保全に対して感謝の言葉を述べ、「循環型社会形成のリーダーとしての活躍に期待している」とエールを贈った。

 安在会長を議長に選出して行われた議案審議では、平成29年度事業実績及び収支決算、平成30年度事業計画案及び収支予算案、役員改選案、協会の名称変更などの各議案について執行部から説明があり、いずれの議案も原案通り承認可決された。任期満了に伴う役員改選では、田村努新会長をはじめとする新役員の人事案を了承した。

 名称変更に関しては、協会が所属する公益社団法人全国産業廃棄物連合会が「公益財団法人全国産業資源循環連合会」に改称したことに伴い、これに合わせて「一般社団法人宮崎県産業資源循環協会」に変更することを了承した。施行日を平成31年4月1日と定め、6月7日から施行日までを準備期間と位置付ける。

 一方、平成30年度の事業計画では、資源循環のための再生利用促進や不法投棄・不適正処理の防止に関する事業を積極展開すると共に、▽業界発展に貢献した者の表彰▽産業廃棄物処理業経営者の後継者育成▽環境自主行動計画の推進▽会員への各種情報の提供▽講習会や研修会の開催―などに取り組むことを確認した。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=田村努(田村産業)
▽副会長=山下栄(山下商事)、佐藤修一(栄高産業)
▽理事=塩川聖一(塩川産業)、川﨑裕二(宮崎環境保全公社)、石山和美(旭興産)、柳橋恒久(富岡建設)、河野直継(河野組)、堀之内真司(真栄産業)、小田浩司(つやげん九州)、半田英徳(小林衛生公社)、松林浩一(松林資材)、兒玉岳大(日向環境)、吉岡拓紀(エコ・リサイクルセンター)
▽監事=栗巣景吉(栗巣土木)、内田麻紀子(旭ケミカル)
▽顧問=安在哲幸(南日本環境センター)、原田忠男(原田建設)。