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まちなか活性化推進計画を策定 宮崎市

 宮崎市は、中心市街地の将来像や基本方針等を示した「まちなか活性化推進計画」を策定した。計画期間は2018年度から22年度までの5年間。まちづくりに関する市民の理解と参画を進めるとともに、将来像の実現に向けた各種事業を展開する。

 人口減少や少子高齢社会の到来を背景に、都市機能を拠点地域に集約する「コンパクトなまちづくり」が必要であり、都市の核となる中心市街地は重要な役割を担う。計画では、これまでの取り組みを検証し、社会経済動向を踏まえた将来像や今後の取り組みに関する考え方等を示した。

 計画で掲げた基本理念は『「働く」「住む」「訪れる」魅力をみんなで育むまちづくり』。魅力ある業務の集積や居住環境の充実、憩い・交流の場を創出することで、利便性や満足度が高く、居住や滞在を楽しむことができる中心市街地を目指す。

 基本的な方針として、クリエイティブ産業等の集積を進め、地元企業を含む産学官金等の連携の強化による新たな事業やサービスの創出など、産業の集積から波及する経済活動による中心市街地の活性化と、職住近接のまちづくりを進める。

 また、中心市街地区域内をそれぞれの機能によりゾーニングし、既存ストックや公共空間の新たな利活用を含めた公民連携によるエリアマネジメントを行う。民間活力の導入を前提とし、老朽化した民間建築物が集まる地区の対策についても検討を行う。