建設ネット企画画像 四角 四角

会長に津房正寛氏を選出 高鍋地区建設業協会

■ 平成30年度「通常総会」を開催

B00052713_2   B00052713_1   B00052713_3

▲写真は挨拶する河野前会長、総会の模様、津房新会長

 高鍋地区建設業協会(河野宏介会長)は4月27日、高鍋町内で平成30年度の通常総会を開催した。会員企業の代表らが多数出席し、平成29年度事業報告及び収支決算、平成30年度の事業計画案及び予算案などの各議案を満場一致で承認。任期満了に伴う役員改選では、新たに会長に津房正寛氏を選出した。

 総会で挨拶に立った河野会長は、県内の公共工事がここ数年は増加傾向にある一方で、地域の中小建設業と大手企業との格差が拡がっていることを指摘。少子高齢化に伴う技術者の高齢化や若年入職者の減少も大きな課題であるとした上で、建設業がいかに魅力ある産業であるかをアピールする必要性について言及した。

 河野会長は、建設業が社会資本の整備はもとより、災害や家畜伝染病が発生した際にいち早く駆けつけて対応する、地域の安全・安心を守る担い手であることを強調。その使命を継続するためにも、安定した事業量の確保や適正な利潤の確保が必要であることを訴え、これを目的とした協会活動に対する会員一同の支援と協力を求めた。

 来賓挨拶では、宮崎県農政水産部児湯農林振興局の愛甲一郎技術担当次長、宮崎県県土整備部高鍋土木事務所の甲斐隆彦所長(代読=明比建一郎工務課長)が挨拶。行政に対する協会の協力に感謝の言葉を述べたほか、早期の工事発注や災害対応力強化に努めていく考えを示した。

 議案審議では、平成29年度事業報告書・収支決算書・余剰金処分案、平成30年度事業計画書案及び収支予算書案について審議を行い、いずれも満場一致で承認。30年度の事業計画では、重点施策に▽地域建設業の健全な発展▽将来の建設産業の方向性についての検討▽災害対応力の強化―をあげ、各種事業を展開していくことを確認した。

 今総会を以て会長職を退任した河野前会長は、4期8年の任期を振り返り、会員一同の支援と協力に感謝の意を示した。新たに会長に就任した津房正寛氏は、退任する河野前会長の協会に対する尽力に敬意を表するとともに、会員一同の団結などを呼びかけた。

*新役員は次の通り(敬称略)
▽会長=津房正寛(津房産業)
▽副会長=井尻雄樹(川南工業)、阪東和博(天井丸建設)
▽理事=河野宏介(河北)、桑原常雄(桑原建設)、勢井政俊(尾鈴建設)
▽監事=横田直樹(横田工業)、大山博文(大岩建設)。