■ 平成30年度「通常総会」を開催
▲写真は挨拶する田村支部長、総会の模様、新支部長の山下栄氏
一般社団法人宮崎県産業廃棄物協会県央支部(田村努支部長)は4月26日、宮崎市内で平成30年度の通常総会を開催した。多数の会員が出席する中、平成29年度事業及び収支決算、平成30年度事業計画案及び収支予算案、役員改選案の各議案を満場一致で承認。任期満了に伴う役員改選では、新支部長に山下栄氏を選出した。
挨拶で田村支部長は、豪雨等に伴う河川の氾濫や突発的な土砂崩れなど、各地で頻発する自然災害に関連して、協会が宮崎県や宮崎市と防災協定を締結していることに言及。その一環として、防災訓練への参加協力等を行っていることを説明し、これらの取り組みが「業界の社会的信用や信頼の獲得につながる」と活動の意義を強調した。
来賓挨拶で、宮崎県高鍋保健所衛生環境課の安藤ゆかり課長は、循環型社会の形成に向けて、その第一線で活躍する会員に理解と協力を求め、宮崎市環境部の横山通夫部長は、産業廃棄物の適正処理を推進する上で重要となる市民への積極的な啓発活動に感謝の意を示した。このほか、宮崎県産業廃棄物協会の永友万博事務局長も挨拶を行った。
議長に田村支部長を選出して行われた議案審議では、平成29年度事業報告及び収支決算、平成30年度事業計画案及び収支予算案、任期満了に伴う役員改選について審議を行い、全議案ともに満場一致で承認可決された。役員改選では、新支部長に山下栄氏、副支部長に塩川聖一氏と川﨑裕二氏が選出された。
平成30年度の事業計画では、▽支部活動の拡充強化▽産業廃棄物の適正処理対策に関する要望▽支部表彰制度の実施▽資質向上研修会の開催▽不法投棄防止啓発パトロール及び撤去作業の実施▽関連行事への参加―に取り組むほか、行政機関との意見交換や他団体及び各支部との連携・情報交換等を推進することを確認した。
総会内で執り行われた表彰式では、優良従事者に選ばれた岩浦弘美氏(旭興産)、神﨑裕浩氏(環境未来恒産)、横山典子氏(塩川産業)、福嶋良弘氏(藤元建設)、押川益水氏(田村産業)の5人、優良事業所に選ばれた伸洋土木と矢野産業の2社に対して、田村支部長から表彰状が贈られた。
総会に先立ち、県央支部の資質向上研修会も行われた。高鍋保健所衛生環境課の黒木雅人氏は、水銀含有廃棄物の取り扱いや収集運搬業務に於ける新規・更新時の申請様式の改定について説明。宮崎市環境部廃棄物対策課審査係の淵上康哉氏は、産廃業者の処理実績や処理状況、事業者及び現場等への立入検査の実施状況等を説明した。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽支部長=山下栄(山下商事)
▽副支部長=塩川聖一(塩川産業)、川﨑裕二(宮崎環境保全公社)
▽理事=田村努(田村産業)、原田忠男(原田建設)、河東光浩(太信鉄源)、石山和美(旭興産)、井上博功(井上商店)、栗巣景吉(国富開発)
▽監事=川越重希(第一環境施設)、阿万清貴(農興産業)。