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阿萬正紀氏を理事長に再選 宮崎県鉄構工業会

■ 平成30年度「第38回通常総会」を開催

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▲写真は挨拶する阿萬理事長総会の模様、選出された新役員

 協同組合宮崎県鉄構工業会(阿萬正紀理事長)は5月23日、宮崎市内で平成30年度「第38回通常総会」を開催した。総会には多数の会員が出席し、平成29年度事業報告及び収支決算、平成30年度事業計画案及び収支予算案、任期満了に伴う役員改選などの各議案を慎重に審議し、いずれの議案も満場一致で承認された。

 挨拶で阿萬理事長は、先人の時代から続けてきた認定工場のPR活動が最近になって漸く実を結び、県や市発注の工事でグレード指定が設けられるようになったことを説明。根気強く活動を継続することの重要性を訴えたほか、「グレードを問わずに高品質の製品を提供できるよう、技術の向上に努めなければならない」と呼び掛けた。

 一方で、今後数年間は一定の需要が見込めるとの業界の先行きを示し、将来に備えるためにも「良い時にこそ会員が一致団結しなければならない」と強調。初心に立ち返り、引き続き、組合活動に邁進していく考えを示した。

 来賓祝辞を述べた宮崎県県土整備部営繕課の宮里雄一課長は、防災拠点庁舎や県立宮崎病院等の大型事業が進む一方で、膨大なストックを抱える県有施設の課題を指摘。施設のあり方を含めて検討を行い、適切な更新及び長寿命化を計画的に推進していく上で、会員に活躍してもらうよう協力を求めた。

 議長に阿萬理事長を選出して行われた議案審議では、平成29年度事業報告及び収支決算、平成30年度事業計画案及び収支予算案、任期満了に伴う役員改選などの各議案を満場一致で承認。役員改選では理事9人・監事2人の人事案を了承し、理事の互選により、理事長に阿萬正紀氏が再選された。

 平成30年度の事業計画では、▽認定工場のPRと地元優先発注、公共施設等の鉄骨造化に係る陳情・要望活動▽地場産業育成を目的とした共同受注事業の見直しと推進▽人材育成並びに労働者の安全確保▽広報活動の推進▽共済事業の推進▽会員の加入促進▽ボランティア活動の推進―などに取り組むことを確認した。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽理事長=阿萬正紀(戸敷興業)
▽副理事長=赤木紀(赤木鉄工所)、鴨林昌利(鴨林鉄工)
▽理事=大城雅春(楠本鉄工建設)、山口順一(山口鉄工建設)、冨永豊和(冨永鋼建)、黒木勝幸(第一鉄工所)、齋藤嘉憲(齋藤鐵工所)、黒木洋信(シンワ鐵工)
▽監事=郡史祐(郡鉄工所)、山村博邦(山村鐵工建設)
▽相談役=齋藤照憲(齋藤鐵工所)。